こちらの製品は、食品設備用階段の製品事例でございます。材料としては、板厚4.5mmのSUS304の縞板を使用しており、W:300ｘD:300ｘH:700のサイズにて製作いたしました。こちらの食品設備用階段を製作するにあたっては、シャーリング加工ならびにベンダー曲げを行っております。

 

SUS304の縞板の表面と裏面より曲げ加工を行うことで階段の形状を出しております。縞板には突起があるため、寸法及び角度の精度が出にくいことに加えて金型との接地面がもらいサビする場合があります。また、縞目が金型に食い込んで傷んでしまうリスクもあります。そこで当社では、専用の金型を設け、さらに上記リスクを低減するために定期的に社内で研磨し品質の安定化を図っております。

 

端部はバックゲージに当てて曲げ加工しますが、中央部分はケガキを入れてそれに合わせて曲げ加工することが必要となります。こちらの製品については1ロット30個からなっておりますが、このような品質安定化の試みにより全てお客様の要求寸法通りに加工できております。また当社では縞板の在庫を定常的に保有していることから、スピーディーな製作対応が可能です。