製品属性(仕様)

製品画像(様子)

特徴

こちらは長尺シムです。470mm、325mmと２サイズありますが、どちらも比較的大きなサイズの長尺シムに当てはまります。このような長尺シムについては、当社では板厚0.1~3.0mmまで対応しております。

今回の長尺シムは、板厚が0.1~0.3mm程度でとても薄く、レーザーカットを通常通りに行ってしまうと、加工時に噴出するガスで板が反ってしまったり、鋼板を設置するワークサポートの隙間や深さが大きく影響してしまうため、薄板が加工中に歪んだりしてしまいます。また加工スピードも早くしてしまうと、精度よくカットすることができません。

そのため当社では、薄板長尺シムの加工を行う際は、写真のようなアルミ製のハニカム材の上に鋼板を置いて、レーザーカットを行っております。ワークサポートでは電気を流して位置等の確認を行っていますが、アルミ製のハニカム材であれば問題なく、またハニカム材のピッチはワークサポートよりも小さくなるため、薄板でも歪む心配はありません。また精度よくカットするために、レーザー加工機のスピードも遅くして対応しております。このほかにも細かな薄板長尺シムの加工ノウハウを取り入れることで、写真のような長尺シムの加工をただ実現するだけでなく、平坦度やレベルを高精度に出しております。

当社では大型の産業用装置機器向けのステンレス部品をお届けすることが多いですが、その中でこのような長尺シムに関するお問い合わせもいただいております。長尺シムは対応可能なメーカーも少なくなりますが、当社では独自のレーザーカットノウハウを蓄積しているため、問題なく対応可能です。ステンレス製の薄板長尺シムにお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。