こちらは長尺シムです。サイズは500×600、板厚は1.0mmです。このような長尺シムについては、東京金商では板厚0.1〜3.0mmまで対応しております。

 

今回の長尺シムは、板厚が0.1〜0.3mm程度で非常に薄いため、レーザーカットを通常通りに行うと、加工時に噴出するガスで板が反ってしまったり、鋼板を設置するワークサポートの隙間や深さが大きく影響してしまいます。その結果、薄板が加工中に歪んだりすることがあります。また、加工スピードを速くしすぎると、精度の高いカットが難しくなります。

 

そのため東京金商では、薄板長尺シムの加工を行う際には、アルミ製のハニカム材の上に鋼板を置いてレーザーカットを行っています。ハニカム材のピッチはワークサポートよりも小さく、薄板が歪む心配がありません。また、精度よくカットするためにレーザー加工機のスピードも遅く設定しています。この他にも、細かな薄板長尺シムの加工ノウハウを取り入れることで、長尺シムの平坦度やレベルを高精度に仕上げています。

 

東京金商では、大型の産業用装置機器向けのステンレス部品をお届けすることが多いですが、その中でこのような長尺シムに関するお問い合わせもいただいております。長尺シムは対応可能なメーカーが少ない中、東京金商では独自のレーザーカットノウハウを蓄積しているため、問題なく対応可能です。ステンレス製の薄板長尺シムにお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。東京金商は、これまでに様々な業界でステンレス鋼の加工実績があり、その技術力と提案力には自信があります。お客様の製品の使用用途を詳細にお伺いし、パイプや鋼板、丸棒等の様々な材料において最適な加工方法を提案することが可能です。また、ステンレス製品の加工だけでなく、材料手配から加工、完成検査、出荷納品まで一貫対応しております。ステンレス鋼の加工先をお探しの際は、ぜひ東京金商にご相談ください。