製品属性(仕様)
製品 分類 | カバー | 業界 | プラント設備 |
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機能 | 形鋼類 | サイズ | W:380xH:150xD:3600 |
材質 | SUS310S : t=8.0mm | 工程 | シャーリング加工、曲げ加工 |
製品画像(様子)
特徴
こちらはプラント設備に使用される特注の炉芯管になります。炉芯管は燃焼菅とも呼ばれ、耐熱性が求められる特徴があります。そのため、一般的に良く使用されるSUS材ではなく、約800℃~1000℃の耐熱性能をもつSUS310Sが採用されています。
この炉芯菅の配管の製造方法は、SUSU310Sを上下分割された製品につなぎ合わせる形となっています。まず、シャーリング切断後、曲げR形状の部品(上部)とチャンネル型の部品(下部)で組立を行い上記のような特殊配管形状を実現しています。板厚8㎜のSUS310S鋼板は、母材自体の板厚が安定していない(特に母材の端部と中央部では板厚の差異が大きく出る)ことがあり、R曲げ加工の際に、炉芯菅としての使用用途を踏まえ加工します。それによって最終製品の寸法精度を出しています。配管ということもあり、製品長さも3,600あるため、幅の寸法出しに技術力が求められます。
本製品は、R曲げの精度と直線部境目の角度曲げにより幅寸法が決まるため、チャンネル型の部品に合わせるようガバリをあてながら曲げることで、微調整しています。R形状の部品とチャンネル型の部品の境目に段差ができていると、お客様における後加工にも大きく影響を及ぼしてしまいます。