Before (改善前)

鋼材メーカーでステンレス鋼板の傷跡取り(パッチワーク除去)

ステンレス鋼板には、メーカーが製造した際に「パッチワーク」と呼ばれる傷跡の模様が、写真のようについてしまいます。特に外観について指定がない場合は、パッチワーク付きの状態でステンレス鋼板の加工を行い、模様が付いた状態で当社でも納品をいたします。

しかし今回ご相談いただいたお客様からは、メッキ等の表面仕上げ無しで、加工のみ行ってそのまま製品を外観部品として使用したいというご相談でした。しかし加工する鋼材によってはパッチワークが外観部に出てしまう場合もあります。

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After (改善後)

鋼材メーカーでステンレス鋼板の傷跡取り(パッチワーク除去)

そこで当社からは、パッチワークが付いてしまう可能性をお伝えした上で、パッチワークを消してほしい場合はブラスト処理にて対応する旨をご提案いたしました。

ご相談の結果、パッチワークが気になるとのことでしたので、外観部に出る部品はブラスト処理にて表面仕上げ対応をいたしました。

POINT(要約)

サプライヤーで表面仕上げを行ってからステンレス鋼板の加工品を納品することが多いため、鋼材メーカーから仕入れた状態ではパッチワークと呼ばれる模様があるということをご存知でないお客様も多くいらっしゃいます。

当社では、ただ図面通りにステンレス鋼板の加工をするだけでなく、どのような用途で使用するのか、外観や精度、強度など、どのような要素が最も重要なのかをお伺いした上で、最適な加工方法や材質のご提案をいたします。

ステンレス鋼板の加工で些細なお悩みがございましたら、一度ぜひご相談ください。