お客様からは、「ポルカプレートはどのような板材?」「縞鋼板との違いはなに?」といったご質問を頻繁に受けております。ここでは、ポルカプレートの概要から特徴、用途、縞鋼板との違い、そして当社の在庫サイズについて、表にまとめて解説いたします。

 

ポルカプレートとは?

 

ポルカプレートとは、床用ステンレス縞鋼板の一種で、表面に丸い突起があるステンレス板材です。

ポルカプレートの特徴は、主に①高い滑り止め効果、②清掃性、③排水性、④歩きやすさ、⑤台車の走行音の抑制、⑥意匠性があげられます。機能的に特に重要なのが①②③ですが、後述の縞鋼板と比較しても、優れた性能を発揮します。

またポルカプレートは規格が決まっており、丸い突起形状の大きさや配置まで、規格で決まっています。

 

 

ポルカプレートと縞鋼板の比較表

 

ポルカプレートと似た板材に、縞鋼板(チェッカープレート)があります。チェッカープレートは、紡錘形状の突起が直角に配置された床用ステンレス鋼板です。どちらも滑り止めを主な機能としていますが、清掃性や歩きやすさなどの点から、使用用途が若干異なります。

 

ポルカプレート

ポルカプレート

 

縞鋼板

チェッカープレート

 

※ 主な用途     :一般的な使用製品や業界
※ 在庫サイズ    :詳細は下記の在庫一覧をご覧ください。

  製造方法及び特徴 主な用途

在庫サイズ

ポルカプレート 凸部が丸く、清掃がしやすいのが特徴です。耐すべり性、安全性も優れており、縞鋼板(チェッカープレート)と比較すると接地面積が2倍となります。そのため、足にかかる負担が軽減され歩きやすくなり、また台車が走行する際もガタツキが少なくなっております。 食品工場、医薬品工場、化学工場の架台・ステージ、階段、床、車止め、バスステップ、エレベーター

板厚 3~5mm
1000X2000、
1219X2438     

縞鋼板

(チェッカープレート)

滑り止めの突起が縞模様についているため、縞鋼板と呼ばれております。表面が水や油に濡れたり、表面に粉体がのったりしても、この突起が滑り止め効果を発揮します。 クリーンルーム・衛生が必要な作業スペースの床、階段、架台等。

板厚2.5~6mm
1020X2100、
1240X2500、
1540x4100     

 

特に清掃性や排水性に関しては、ポルカプレートの方が優位性があります。また意匠性に関しても、ポルカプレートの方が丸い突起形状のため、やわらかな印象を与えてくれます。歩行性に関してもポルカプレートは極端な突起形状ではないため、ハイヒールのような靴でも安心して歩くことができます。

ポルカプレートか縞鋼板かで悩まれている方は、上記の表をもとに、どちらの板材の方が適しているかを検討いただければと思います。上記の表を見ても、まだ悩まれている方や、在庫をもとに判断したいという方は、まずは在庫表をご覧いただき、その後当社までご連絡ください。ステンレス板のプロフェッショナルがお悩みを解決いたします!

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ポルカプレートの板金加工におけるポイントとは?

 

ポルカプレートは上述の通り、丸い突起があるのが特徴です。

そのため、切断加工や板金曲げ加工をする際は、この突起形状を考慮した加工をする必要があります。必要な板寸法でカットする際も、突起形状を避けて加工をすることで、精度や品質の向上につながります。しかし実際問題としては、突起形状を避けて加工をするのが困難なケースの方が多くなります。

当社ではレーザー加工でポルカプレートの切断加工を行っておりますが、ポルカプレートの凹凸面が表面だとレーザー光が散乱してしまうため、凹凸面を裏面にしてレーザー切断加工をいたします。ただし、クランプがないレーザー切断機の場合は、板を敷き詰めて板材を下から支える”ワークサポート”でポルカプレートを支えて加工しますが、このワークサポートとポルカプレートの凹凸面が引っ掛かってしまい、ポルカプレートが平面に設置できない場合があります。そのため、当社のベテラン技術スタッフが、できるだけ安定している箇所を手触りで確認してポルカプレートをワークサポート上に設置した上で、高精度なポルカプレートの切断加工を行っております。

ベンダーに関しても、凹凸面があるため、ポルカプレートの曲げ加工をすると曲げ加工位置がずれやすくなってしまいます。そのため、なるべく計算してポルカプレートがずれないように曲げ加工をするように工夫しています。その他にも、ポルカプレートを曲げ加工する際は、当たり位置が弱い部分から回数を重ねて、角度を工夫しながら曲げ加工を行っています。このようにポルカプレートの曲げ加工は、通常のステンレス鋼板の3~4倍の時間がかかるため、どの会社もあまりやりたがらない加工内容となります。

しかし当社では、ポルカプレートを中心としたステンレス縞鋼板専用の曲げ金型を用意しており、さらに凹凸面によって通常は壊れやすい曲げ金型は当社の技術力でカバーすることで、ポルカプレートの曲げ加工にも問題なく対応しております。また当社では、大型のベンダーを保有しておりますので、最大で板厚6mm×長さ3mまでの長尺ポルカプレートの曲げ加工にも対応可能です。

 

当社の特徴は、ポルカプレートをただ板材のまま納品するだけでなく、シャーリングやレーザー加工による切断カットや板金曲げ、穴あけ加工といった、製缶板金の一次加工まで対応可能という点があげられます。当社が一次加工まで担うことで、工程短縮につながり、その分だけリードタイム短縮に寄与することができます。特に当社では、上記のようなステンレス板金加工に関するニッチな技術ノウハウを集約しておりますので、お客様に安心いただける品質で、より早くポルカプレート製品をお届けすることができます。

下記では、ポルカプレートの製品事例もご紹介しております。サイトでは一部のみしか掲載できておりませんので、ポルカプレートに関してお困りの方は、ステンレス製缶板金加工.comまでお問い合わせください。

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