浸透探傷試験とは?

浸透探傷試験とは、赤色や蛍光の浸透性のよい検査液を用いて、表面の割れ、ブローホールなどを検出する非破壊検査方法です。金属、非金属を問わず、表面に開口したクラック(きず)であれば、検出できるため広く利用されている方法です。

 

浸透探傷試験の手順

ここでは、一般的な溶剤除去性染色浸透探傷試験の手順(カラーチェックの探傷手順例)を解説いたします。

1.前処理

洗浄液(FR-Q)等を用いて、表面の油脂、汚れ等を除去し、欠陥部を開口させた後、充
分に乾燥させます。

 

2.浸透処理

浸透液(FP-S)を塗布します。浸透時間は通常5~60分間放置して欠陥部に、浸透液を
充分に浸透させます。

 

3.除去 / 洗浄処理

表面の浸透液を乾いたウエスで除去します。次に、洗浄液(FR-Q)を軽く含ませたウエ
スできれいに浸透液を除去します。水洗型の場合は、シャワー水にて洗浄します。

 

4.現像処理

現像剤(FD-S)は充分攪拌した後、薄く均一に塗布します。現像時間は通常10~30分
です。

 

5.観察

明るい所で検査物表面を観察します。クラック(きず)があれば、白地に赤色の指示模様
として現れます。