お客様からは、「ピーリング棒と酸洗棒の違いってなに?」「丸棒って直棒のことじゃないの?」といったご質問を頻繁に受けております。ここでは、ステンレス製丸棒の製造方法や特徴、用途、そして当社の在庫サイズについて、表にまとめて解説いたします。
ステンレス製丸棒の比較表
※ 製造方法及び特徴 :製造方法や公差、見た目の特長
※ 主な用途 :一般的なサイズの丸棒でよく使われる製品や業界
※ 在庫サイズ :詳細は下記の在庫一覧をご覧ください。
種類 | 写真 | 製造方法及び特徴 | 主な用途 | 在庫サイズ |
ピーリング | 熱間圧延後、表面の黒皮を切削。光沢のある表面仕上げ。プラス公差(-0)が一般的。 | ステンレス棒鋼の中で最も一般的な表面仕上。鍛造~機械加工等、用途は多岐にわたる。 | Φ8~Φ300 長さ4000~6000 | |
酸洗 | 熱間圧延後、表面の黒皮を酸洗いで除去。艶が無く白っぽい表面仕上げ。±0.3~0.4公差が一般的。 | 建材、土木、タンク材の取手等。 | Φ8~Φ22 長さ4000 | |
センタレス | 研磨を行い寸法精度、表面粗度、真円度を高めた物。一般的にはh7公差。寸法公差の精度は一般的にピーリング<引抜(h9)<センタレス(h7) | 主な用途は弱電、OA機器のシャフト類や、精密部品等。 | φ3~φ50 長さ2000 | |
直棒(磨き丸棒、引き抜き丸棒) | コイル状の丸棒を延ばしたもの。 | 公差や真円度等が必要の無い用途に使用。 | φ3~φ10 長さ2000 |
ステンレス製丸棒を使用検討されている方は、用途にあった丸棒の選定をするために、上記表をご活用ください。また当社の在庫に関して気になる方は、下記の各丸棒の在庫一覧をご覧ください!