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ピーリングとコンバインドは、使用する目的が異なります。
 
ピーリングは、ステンレス丸棒を熱間圧延後に表面の黒皮を切削したステンレス丸棒を指します。ピーリングは錆びにくく、サニタリー性も高いため、幅広い用途で使用されます。このような特徴から、ピーリングは主に高い衛生面を求められる環境で使用されます。一方コンバインドは2つ又はそれ以上の異なる母材同士を接着するための棒状の接着剤であり、その際に使用される棒状の材料をコンバインド棒と呼びます。
 
ステンレス丸棒に対してピーリングを施すことで、表面の粗さを改善させることが可能です。またピーリングによって、切削性の向上や美観性の向上などのメリットを得ることができます。一方コンバインドを施すことで、素材同士の結合力が高まり、材料全体の強度が増します。また、耐久性の向上や、接着させることで機能性も広がり、幅広い用途に対応可能になる等のメリットがございます。
 
しかし、それぞれメリットがある一方でデメリットもございます。使用用途や環境に応じて、ステンレス丸棒に対して最適な一次加工を施す必要があります。ステンレス丸棒に関するお悩み・ご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。