SUS310Sの特性と加工・調達のポイント
SUS310Sの特性と加工・調達 of ポイント
SUS310Sは、クロム約25%・ニッケル約20%を含むオーステナイト系の耐熱ステンレス鋼です。耐熱温度は約1,000〜1,100℃に達し、高温炉の内部部品や熱処理設備、化学プラントの配管など、過酷な熱環境での使用を前提とした場面で選ばれています。価格はSUS304の約3〜4倍と高水準ですが、この温度域で代替できる材料は限られるため、消耗品として定期調達している現場も多くあります。
SUS310Sはニッケルとクロムを多量に含むため、SUS304と比較して被削性が劣ります。加工が進むほど材料が硬くなる「加工硬化」が起きやすく、切削・板金のいずれの工程でも慎重な対応が求められます。
現場では「SUS304と同じ感覚で発注したら断られた」という声も聞かれます。そのためSUS310Sは、加工の難しさを正しく理解したうえで、対応可能な業者を選ぶことが調達の前提になります。
市況懇談
2026年5月25日
日本製鉄 ステンレス冷延店売り販売価格5月15日発表、k/10円 アップ。4月は据え置いた。3月~4月平均ニッケル7.96、2月~3月平均0.2アップ、為替2.1円安。従い10円アップとのこと。
4月ニッケル平均8.17、5月今まで約8.5ドル、従いまして来月6月も値上げ間違いなし。スクラップも上がり弊社置き場引き渡し4月20円、5月すでにk/10アップ、炉前k/230位ではなかろうか?
日本製鉄は、昨年8月から累計k/80の値上げ、市況はk/20転嫁できたぐらい、7月まで残りk/50は上げたい、5月21日からは、アングル型鋼、溶接管、一斉に10%値上げ発表これが各流通業者の希望的対応。はたして思惑通りになりますでしょうか?
直近では、ホルムズ海峡封鎖によるエネルギーなど諸コスト高の反映はこれから2か月余り遅れて反映する。輸送費、石油化学製品、多くの分野で価格が上がり今後消費者に転嫁される見込み。間違いなくデフレからインフレ傾向。全てが値上がり景気後退、ブレーキとならないように願うばかり。
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